BALL ワイパーアームを換装してみました
全景  今回は、ワイパーアームを換装することになりました。

 事の発端は、ワイパーの付け根部分に位置するプラスチック製のカバーが割れたことにあるのですが・・・。

ピンが突き出していました  新たなカバーを入手して、装着を試みるも、どうしてもうまく入りません。

 よく見ると、アーム付け根のピンが異常に飛び出していました。無理矢理入れると割れそうです。最初のカバーが割れたのも、恐らくこれが原因なのでしょう。

 ピンを押し込もうとしましたが、全く動きません。

前期型アーム  そこで、ワイパーアームを交換することにしました。どうせなら、ということで、GTSに装着されている後期型の太いアームに換装します。

 こちらは、前期型の細いアームです。

後期型アーム  こちらが後期型のアームです。前期型は付け根部分で幅が絞られていたのに対し、後期型ではそのままの幅でしばらく延びているのがわかります。

 この後期型アームは、91年のS4及び92〜95年(最終型)のGTSに採用されました。

旧バネ  両者の違いは、単にデザインだけではありません。前期型のテンションスプリングが写真のように1本なのに対し・・・
新バネ  後期型では2本になっています。

 幅が広くなっているのは、並列2本のスプリングを収納するためであり、デザインは機能上の必要性から生じたものなのです。

換装終了  換装終了。アームは太くなりましたが、見た目の印象に特段の変化はありません。

 しかし、スプリングが2本になったことで、ウインドスクリーンに対するワイパーの圧力が相当強くなりました。また、付け根付近の幅が広がったことで、アームの剛性が上がったように感じます。